【一人の時間が大切な3つの理由】友達が多いほど幸せ、とはかぎらない

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友達はたくさんいた方がいいんじゃないの?

ケンタ:「ガマえもん、聞いてよ!5年生になって新しい友達がたくさんできたんだ! 小学校の歌にも『友達100人できるかな』ってあるし、友達がいっぱいいるのってすごく楽しいよね!」

ガマえもん:「うんうん、それはとっても素晴らしいことじゃないか、ケンタくん! 子どものころにみんなで元気に遊んで、たくさんの友達と触れ合う経験は、かけがえのない大切な宝物だよ」

ケンタ:「えへへ、そうだよね! だから大人になっても、友達は100人でも200人でも多ければ多いほど絶対に幸せになれるはずだよね!」

ガマえもん:「あはは、ケンタくんらしい素直な考えだね。でもね、ケンタくん……実は世の中の仕組みを深く見ていくと、大人になってからの世界では、そのルールがガラリと変わってくるんだよ」

ケンタ:「えっ? ルールが変わるってどういうこと?」

ガマえもん:「実はね、大人になると『友達の数』と『幸せ』が、そのままつながらなくなるんだ。むしろ、あえて『一人で過ごす時間』を大切に選んでいる人が多いんだよ」

ケンタ:「ええっ!? 本当に!? 大人になると友達がたくさんいても幸せになれないことがあるの? なんで大人になると一人の時間が必要になるのか、教えてよ!」

ガマえもん:「ふふん、子どものころには気づかないけれど、大人になるほど深く刺さる『3つの理由』を教えてあげるよ」


理由1:周りに合わせるのをやめると、人は自分の頭で考え始める

ケンタ:「1つ目の理由は何なの?」

ガマえもん:「まずね、『賢いから一人になる』んじゃなくて、『一人になるからこそ賢くなれる』ということなんだ」

ケンタ:「一人になると賢くなれるの?」

ガマえもん:「そうさ。大人の社会ではね、いつも大勢のグループの中にいると、相手の機嫌をうかがったり、相づちを打ったり、周りの意見に合わせたりすることに、脳のエネルギーをものすごーく使ってしまうんだ。『何が本当に正しいか』じゃなくて『みんなと同じかどうか』ばかりを気にして、自分の頭で深く考えるのをやめちゃうんだよ」

ケンタ:「みんなに合わせることに夢中で、考えるのをやめちゃうんだ……」

ガマえもん:「そうなんだ。だから群れてばかりいると、だんだん自分で考える力が弱くなっていってしまうんだね。でもね、一人になれば周りの余計な雑音は全部消えるよね。『これは本当に正しいのかな?』と立ち止まり、じっくり自分の頭で考える。一人で深く考える時間を持つからこそ、人は物事の中身を見抜ける賢い大人になれるんだよ」


理由2:他人の機嫌を取る前に、自分という人間を深く知る

ケンタ:「なるほど。じゃあ、2つ目の理由は何?」

ガマえもん:「2つ目はね、『本当に幸せな人ほど、自分自身とよく向き合っている』ということだよ」

ケンタ:「自分と向き合うって、どういうこと?」

ガマえもん:「世界中に何十億人の人間がいても、ケンタくんの人生を代わりに背負ってくれる人は誰もいないよね。大人の世界では、いい会社に入ったり出世したりすることばかりが目立ちがちだけど、それだけでは心は満たされないんだ。幸せを一番高める方法は、自分という人間を誰よりも深く知ることなんだよ」

ケンタ:「自分が何を好きなのかを知るってこと?」

ガマえもん:「その通り! 何が好きで、何が嫌いで、何をしているときに心が満たされるのかを知ることさ。幸せな大人は、誰かの機嫌を取って集団の中で無理やり自分の居場所を探そうとしないんだ。自分の内側に、しっかり安心できる居場所を作るんだよ。他人に頼る前に自分と深くつながっているからこそ、一人でいても心が満たされるんだね」


理由3:一人で立てる大人こそ、大切な人を心から愛せる

ケンタ:「自分を知っているから、一人でも寂しくないんだね。じゃあ、最後の3つ目は?」

ガマえもん:「3つ目はね、『一人で幸せになれる人ほど、他の誰かも本当に幸せにできる』ということだよ」

ケンタ:「えっ? 一人でいるのが好きなのに、他の人も幸せにできるの?」

ガマえもん:「そうさ。一人になることを怖がっている人はね、人から嫌われるのを恐れて行きたくもない場所に出向いたり、離れるべき相手ともズルズル付き合っちゃったりするんだ。でも、一人でも心を満たせる人は、寂しさを埋めるためだけに誰かと一緒にいたりしないんだよ」

ケンタ:「さびしいからって、むりに人と一緒にいなくていいんだね」

ガマえもん:「そう! だからこそ、本当に大好きな人や、心から尊敬できる仲間、大切な家族だけに、自分の力を全部そそげるんだ。『仲間はずれにされて一人ぼっちになった人』と、『自分の意志で進んで一人を選べる人』は、同じように見えて中身がまったく違うんだよ。自分の足でしっかり立っているからこそ、他人に寄りかからず、本当の思いやりを持って人と付き合えるんだね」


まとめ:1日15分から始めてみよう

ケンタ:「パパにも教えてあげたいから、今日聞いたこと、忘れないようにするね!」

ガマえもん:「うれしいね。じゃあ、今日からできることを1つだけ。1日15分でいいから、メディアの時間を少し減らし(スマホを置いて)静かな時間を作るんだ。本を読んでもいいし、何もしなくてもいいよ」

ケンタ:「たった15分でいいの? なんだか気が楽だなぁ」

ガマえもん:「長くすると続かないからね。大事なのは、まわりの声を止めること。そうすると『本当は何が好きなんだろう』という自分の声が聞こえてくる。それが分かると、無理な付き合いを手放して、その分の力を大切な人にそそげるようになるんだよ」

ケンタ:「なるほど! 今の友達も大切にしながら、今日からさっそく寝る前の15分で『自分と向き合う時間』を作ってみるよ!」

ガマえもん:「うんうん、素晴らしい決意だね! ただね、友達を減らせという話じゃないよ。そこだけは間違えないでほしいんだ。一人の時間を恐れず、自分らしさを大切にできる大人になれるよう、ボクは応援しているからね!」

おしまい


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