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1. 王冠をかぶりたいケンタくん
ある日の休日。ケンタくんが、目をキラキラさせてやってきました。
ケンタ:「ガマえもん、大ニュース!来月、いとこのお兄ちゃんの結婚式があるんだ!」
ガマえもん:「おお、おめでたいね。……ん?その手に持っているチラシは何だい?」
ケンタ:「えへへ。2万円の金ピカ王冠と、大きな宝石つきネックレス!これをつけて行けば、親戚みんなが『ケンタは王子様だ!』ってビックリするぞぉ!」

ガマえもん:「2万円……。ケンタくん、それ、今までためたお年玉を全部使う気かい?」
ケンタ:「そうだよ!最近サッカーもサボりがちだし、テストもそこそこだし……。せめて見た目だけでもスゴそうに見せたいんだ!」
2. 「心の鏡」が映した未来
ガマえもんは、がまぐちポケットから不思議な鏡を取り出しました。
ガマえもん:「それじゃあ、この『心の鏡』を見てごらん。王冠を買った後のケンタくんが映るよ」
ケンタ:「わあ、見せて見せて!……あれ?」

鏡の中のケンタくんは、たしかにピカピカの王冠をかぶっています。でもパーティーの帰り道、その顔はしょんぼり。王冠は重くて頭が痛いし、お財布はすっからかんです。
ケンタ:「ボク……全然笑ってないや。なんで?」
ガマえもん:「それはね、その王冠が『悪い贅沢』だからだよ」
3. 悪い贅沢・いい贅沢の見分け方
ケンタ:「贅沢に良いとか悪いとかあるの?」
ガマえもん:「あるんだよ。『悪い贅沢』には3つの特徴がある」

- 観客が必要:誰かに「すごい」と言わせるためだけのお金
- 後でガッカリ:買った瞬間だけ嬉しくて、帰り道に後悔するお金
- 本当はしたくない:見栄のために無理して使うお金
ケンタ:「うっ……王冠、全部当てはまってる……。じゃあいい贅沢は?」
ガマえもん:「もちろん、『いい贅沢』にも3つの特徴があるんだ!」

- 思い出がずっと残る:家族や友達と笑った時間が、一生の宝物になるお金
- 自分のパワーになる:もっと学びたくなったり、元気になれることに使うお金
- 決めたルールの中で使う:自分が納得して、計画的に使うお金
4. ケンタくんの作戦変更
ケンタ:「そっか……。王冠でかぶっても、ボク自身がスゴくなるわけじゃないんだね。……よし、決めた!」
ガマえもん:「ほう、何に使うんだい?」
ケンタ:「お兄ちゃんが驚くような、心のこもったプレゼントを買う!残ったお金で、『世界のおもしろ雑学』の本も買うよ。いっぱい覚えて、結婚式でみんなに面白い話を聞かせてあげるんだ!」
1ヶ月後の結婚式。王冠なしのケンタくんが渡したプレゼントに、お兄ちゃんは涙を流して喜びました。
お兄さん:「こんなにオレのことを考えて選んでくれたのか……。ありがとう、ケンタ!最高のプレゼントだよ!」
その言葉を聞いたケンタくんの胸は、どんな宝石よりもキラキラと温かくなりました。
まとめ:本当の贅沢って?
ケンタ:「ガマえもん、わかったよ。本当の贅沢って、高いものを買うことじゃなくて、自分や周りの人が心から幸せになれることにお金を使うことなんだね!」

ガマえもん:「その通り。雑学の本で覚えた知識も、お兄ちゃんとの思い出も、誰にも盗まれない『心の貯金』なんだ。さあ、お家に帰って今日の楽しかったことを振り返ろう。そんな時間こそ、お金のかからない最高の『いい贅沢』なんだからね!」
おしまい


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