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壊れた家を直すには足りない?地震保険の「現実」
ケンタ:「ねぇガマえもん、最近地震が多いから心配なんだ。火災保険と一緒に地震保険にも入っておけば、もし家が壊れても安心だよね?」
ガマえもん:「ケンタくん、実はそこが一番注意しなきゃいけない『落とし穴』なんだ。地震保険を『家を元通りにするためのもの』だと思っていると、後でガッカリすることになるよ。」
最大でも「半分」しかお金が出ない
ケンタ:「えっ、どういうこと? 保険に入っていれば壊れた分のお金は出してくれるんじゃないの?」
ガマえもん:「そこが地震保険の厳しいルールなんだ。地震保険で受け取れるお金は、火災保険で決めた金額の最大でも半分までと法律で決まっているんだよ。」
ケンタ:「半分!? じゃあ、3000万円で建てた家が地震で全部壊れても、1500万円しかもらえないってこと?」
ガマえもん:「その通り。1500万円じゃ、同じ家をもう一度建てるのは無理だよね。つまり、地震保険は『家を建て直すための保険』ではなくて、当面の生活をしのぐための『お見舞金』のようなものだと考えておいた方がいいんだ。」
ほとんどが「一部損」で5%しか出ない
ケンタ:「半分でも、もらえるなら助かるけど……。」
ガマえもん:「でもね、その半分を満額もらうのも実はすごく大変なんだ。地震の被害には『全損・大半損・小半損・一部損』という4つのランクがあるんだけど、大きな地震の時ですら、被災した人の約7割が『一部損』という判定だったんだよ。」
ケンタ:「一部損だと、どれくらいもらえるの?」
ガマえもん:「さっきの例で言うと、1500万円のたった5%、つまり75万円だけなんだ。壁にたくさんヒビが入って、直すのに何百万円もかかるとしても、判定が『一部損』ならそれしか出ない。正直、修理代には全然足りないのが現実だね。」
マンションや古い家はさらに厳しい
ケンタ:「マンションに住んでいる人はどうなの?」
ガマえもん:「マンションはもっと厳しいよ。建物全体が大きく傾いたりしない限り、ほとんどの場合が『一部損』になってしまう。さらに、地震保険は『今の価値(時価)』で計算されるから、長く住んで古くなった家だと、受け取れる上限額もさらに低くなってしまうんだよ。」
結論:ワリに合わない保険より、自分で備える力を
ケンタ:「なんだか、払う保険料のわりに、もらえる額が少なすぎる気がしてきたよ……。」
ガマえもん:「ケンタくん、いいところに気がついたね。ハッキリ言って、多くの人にとって地震保険は『ワリに合わない保険』なんだ。ボクなら、その保険料を無理に払い続けることはしないかな。」
ケンタ:「じゃあ、そのお金はどうしたらいいの?」
ガマえもん:「その分のお金を、日々の生活の足しにして今の暮らしを豊かにするか、あるいは投資に回して自分でコツコツ貯めていく方が、よっぽど賢い備えになるんだ。保険会社にお金を預けて『一部損』の判定に一喜一憂するより、自分の手元に『自由に使えるお金』を増やしておく方が、いざという時に自分と家族を守る本当の力になるからね。」
ケンタ:「保険に任せるんじゃなくて、自分で準備する方が安心なんだね!」
ガマえもん:「その通り! 正しい知識を持って、納得のいかないものにはお金を出さない。そうやって守ったお金で、一緒に『小金持ち山』を目指していこうね、ケンタくん!」
ケンタ:「うん! ガマえもん、大切なヒミツを教えてくれてありがとう!」
おしまい


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