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毎月払っている保険は本当に合っているの?
ケンタ:「ガマえもん、貯金の100万円の話ですごく気になったことがあるんだ。『内容をよく知らないまま払い続けている保険を見直す』って言ってたよね?」
ガマえもん:「おおっ、大事なところよく聞いてたね、ケンタくん」
ケンタ:「うん、うちのお父さんとお母さんも『毎月の保険料が高いし、やめたら不安だしなあ、どうしたらいいんだ……』って悩んでたよ。大人はみんな内容が分からなくなっちゃうの?」
ガマえもん:「うーん、実は大人にとって本当に多い悩みなんだよ。みんな『不安だから』と勧められるがまま保険に入っちゃうんだけど、何年も経つと、毎月いくら払っていて、どんなときにいくら出るのかをすっかり忘れてしまうんだ」
ケンタ:「毎月何千円も何万円もお小遣いよりずっと多いお金を払っているのに、内容を覚えていないの?もったいなくない?」
ガマえもん:「その通りだよ。でもね、忘れてしまう人が悪いというより、保険の書類が難しすぎることと、そもそも『何のために保険に入るのか』という一番大切なルールを知らないまま入っちゃうからなんだ」
ケンタ:「一番大切なルールって何?ぼくにも分かる?」
ガマえもん:「もちろんさ。考え方はとてもシンプル。保険に入る目的はたった1つ、『もしものことが起きたときに、自分たちの貯金では絶対に払えないお金を補うこと』なんだ」
ケンタ:「貯金で払えないお金……?」
ガマえもん:「そうだよ。だから、自分が今いくらの貯金を持っていて、どんな病気や事故のときにいくら足りなくなるのかを計算していないと、入っている保険が合っているかどうかは絶対に分からないんだよ」
日本の公的制度を知ると本当に必要な金額が分かる
ケンタ:「でもさ、病気で入院して手術をしたら、何百万円もかかっちゃうんじゃないの?それなら、たくさん保険に入っておかないとダメじゃん!」
ガマえもん:「そこが一番大きな誤解なんだよ、ケンタくん。日本で暮らしている人は全員、国の健康保険という公的な制度に加入しているんだ」
ケンタ:「病院の窓口で見せる、あの保険証のこと?」
ガマえもん:「そうだよ。病院の窓口で払う医療費は、原則として実際にかかった費用の3割だけでいいんだ。さらにね、『高額療養費制度』という国の決まりがあるんだよ」
ケンタ:「こうがくりょうようひせいど?難しい名前だね」
ガマえもん:「名前は難しいけれど、中身はとても分かりやすいよ。1か月の間に病院に払う医療費が一定の金額を超えたら、超えた分のお金を国が払い戻してくれる制度なんだ。一般的なお給料の家庭なら、手術をして何週間か入院して治療費が100万円かかったとしても、自分で実際に支払うのは毎月およそ8万円から9万円程度で済むようになっているんだよ」
ケンタ:「ええっ!100万円かかっても、自分で払うのは約9万円でいいの?それなら、何百万円もかかるわけじゃないんだね!」
ガマえもん:「その通りなんだ。もちろん、個室に入ったときの差額ベッド代や、病院でのご飯代は自己負担になるけれど、それらを合わせても1回の入院で払うお金は15万円から20万円くらいで収まるケースが多いんだよ」
ケンタ:「この制度って、ずっと同じなの?」
ガマえもん:「いい質問だね。実はこの上限額は見直されることがあるんだ。自分の家がいくらになるかは、一度ちゃんと確かめておくといいよ」
▼高額療養費の見直しについては、こちらでくわしく話しているよ。
【医療費激変】2026年8月から高額療養費が変わる!正しい備え方とは…
ケンタ:「それなら、それくらいの貯金がある人なら、わざわざ民間の医療保険に入って毎月お金を払わなくても、自分の貯金から出せば足りるよね?」
ガマえもん:「Good君(正解)!まさにそこなんだ。貯金がすでにある人なら、毎月5000円も払って医療保険に入る必要性は低いんだよ」
ケンタ:「じゃあ、まだ貯金が少ない人はどうすればいいの?」
ガマえもん:「貯金が少ないうちは、安い掛け捨ての保険で最低限だけ備えておくんだ。そして貯金が増えてきたら、そのときに見直す。この順番がいいと思うよ」
ケンタ:「貯金が増えたら、保険はへらしてもいいんだね」
ガマえもん:「そういうことだね。つまり、自分の貯金がいくらあるかによって、必要な保険はまったく違うんだよ」
保険で備えるべきものと貯金で備えるべきものの境界線
ケンタ:「なるほどね!じゃあ、どんな保険なら入っておいたほうがいいの?」
ガマえもん:「判断する基準は、『発生する確率は低いけれど、もし起きたら人生が終わってしまうほど大きな損害が出るものかどうか』なんだ」
ケンタ:「発生する確率が低くて、大きな損害が出るもの?」
ガマえもん:「例えば、小さな病気やケガは、一生のうちで何度も経験するよね。でも、さっき言ったように払うお金は数万円から数十万円で済む。これは確率が高くて損害が小さいものだから、保険ではなく毎月の貯金で備えるべきものなんだ」
ケンタ:「うん、貯金で出せるもんね」
ガマえもん:「一方で、子どもがまだ小さいときにお金を稼いでいる親が亡くなってしまう事態を考えてごらん。これは滅多に起きないことだけれど、もし起きてしまったら、残された家族は生活費や学校の学費として数千万円のお金が必要になるよね。これを貯金だけで用意するのはとても難しい」
ケンタ:「数千万円!それは貯金だけじゃ全然足りないよ!」
ガマえもん:「そうだね。だから本当に必要な民間の保険って、実は次の3つくらいしかないんだよ」
- 1つ目:子どもを育てている親が入る「掛け捨ての生命保険」
- 2つ目:車を運転する人が入る「自動車の対人・対物無制限の自動車保険」
- 3つ目:家が燃えたときに備える「火災保険」
ケンタ:「この3つは、何が同じなの?」
ガマえもん:「共通しているのは、トラブルが起きたら何千万円、何億円という大金が必要になることだね。毎月わずかな支払いで、数千万円以上の大きな保障を用意できるものだけに絞って入るのがコツなんだよ」
▼この「3つだけ」の考え方は、こちらでも話しているよ。
【月5,000円以上は払いすぎ!】本当に必要な保険は「3つだけ」|保険の正解を教えます
ケンタ:「ふーん。ぼくからしたらどれも大金だけど……数万円や数十万円で解決できることは貯金で何とかする。数千万円や数億円かかる大問題だけに保険を使う!だね?」
ガマえもん:「その通り。ところが、理由がよく分からないまま保険に入っている人の多くは、貯金で払えるはずの入院費用に手厚い保険をかけて毎月高いお金を払い、一番大切な大きな事故や死亡への備えが足りていなかったりするんだ。これでは順番が逆なんだよ」
貯蓄型保険の仕組みとシンプルな選択
ケンタ:「でもガマえもん、お父さんが『満期になったらお金が戻ってくる保険だから損はしないんだ』って言ってた気がするよ。お金が戻ってくるなら、そっちのほうがお得じゃないの?」
ガマえもん:「それは『貯蓄型保険』と呼ばれるものだね。将来のためにお金を積み立てながら保障もつくという商品だよ。でもね、これも仕組みを正しく知る必要があるんだ」
ケンタ:「損しないんじゃないの?」
ガマえもん:「保険会社はボランティアではないからね。預かった保険料から、会社を運営する費用や人件費を差し引いて、残ったお金を運用しているんだ。そのため、途中で解約すると払ったお金よりずっと少ない額しか戻ってこないし、何十年も預けても増える割合はごくわずかなんだよ」
ケンタ:「途中でやめると損しちゃうんだ……」
▼貯蓄型保険のしくみは、こちらでくわしく話しているよ。
【保険の窓口では絶対教えてくれない!】月2万円が2千円に!「貯蓄型保険」の罠
ガマえもん:「だから大切なのは、『お金を増やすこと』と『トラブルに備えること』を別々に分けることなんだよ。もしもの備えは、保険料がとても安い『掛け捨ての保険』だけで済ませる。そして浮いたお金を、銀行の貯金や国の制度を使った投資に回すんだ。そうすれば、急にお金が必要になったときでも銀行から自由にお金を引き出せるし、将来手元に残るお金もずっと多くなるんだよ」
ケンタ:「そっか!『お金を増やす』と『もしもに備える』を1つの保険で一緒にやろうとするから、毎月の支払いが高くなって、内容もややこしくなっちゃうんだね!」
ガマえもん:「その通りだよ、ケンタくん!保険は持っているだけで安心できる不思議な道具ではなくて、足りないお金を埋めるだけの道具なんだ。電卓を叩いて必要な分だけをシンプルに選ぶのが、一番損をしない方法なんだよ」
まとめ:今入っている生命保険を確かめてみよう
ケンタ:「ぼく、すごくよく分かったよ!自分の貯金がいくらあって、もしものときに国の制度でいくら助けてもらえるかを知れば、本当に必要な保険が分かるんだね」
ガマえもん:「理解が早くて感心するよ、ケンタくん。今入っている生命保険が合っているかどうか不安な人は、まず引き出しから『保険証券』を1枚出して、次の3つを確かめてみればいいんだ」
ケンタ:「3つ?どんなこと?」
ガマえもん:「それはね、この3つだよ」
- 1つ目:毎月いくら払っているか
- 2つ目:万が一のときにいくら支払われるのか
- 3つ目:それが「貯蓄型」なのか「掛け捨て型」なのか
ケンタ:「もし貯蓄型だったら、どうすればいいの?」
ガマえもん:「毎月の支払いが苦しいなら、必要な期間だけ安い掛け捨ての生命保険に変えて、浮いたお金を貯金に回せないかを家族で話し合ってみるんだよ」
ケンタ:「なるほど!まずは今入っている生命保険の紙を出して、掛け捨てなのか貯蓄型なのかをチェックすればいいんだね!」
ガマえもん:「そうだよ。今日は3つのうち、掛け捨ての生命保険についてじっくり話したけれど、残りの『自動車保険』と『火災保険』の選び方は、もう記事にしてあるんだ」
ケンタ:「じゃあ、そっちも読んでみるよ!」
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ケンタ:「うん!今日はお父さんとお母さんに、生命保険の紙を1枚だけ見せてもらって一緒に確認してみるよ!」
※2026年9月時点の情報です。制度の内容や上限額は変わることがあります。保険の見直しは一人ひとり答えが違うので、迷ったときは契約内容を確かめたうえで専門家にご相談ください。
おしまい


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