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世の中の仕事はたった4つに分けられる
ケンタ:「ガマえもん、世の中にはものすごくたくさんの仕事があるけど、将来何になりたいかわからないよ…」
ガマえもん:「うん、仕事は数えきれないほどある。でもね、ケンタくん。『お金をもらう』で分けると、実は4つしかないんだ!」
ケンタ:「ええっ、4つだけ!? そんなわけないよ。パン屋さんもプロゲーマーも警察官もいるのに!」
ガマえもん:「どれだけ職種があっても、お金を受け取る仕組みは4通りなんだ。1つ目は『従業員』。会社やお店に雇われてお給料をもらう人たちだね。世の中でいちばん人数が多いよ」
ケンタ:「あ、毎朝スーツを着て電車に乗る僕のお父さんだ」
ガマえもん:「そうだね。2つ目は『専門家』や『個人事業主』だね。お医者さん、弁護士さん、あるいは腕一本でやっている大工さんやフリーランスのプログラマーみたいに、自分の特別な腕前で仕事をする人だよ」
ケンタ:「自分の力だけで勝負するなんて、カッコいい! じゃあ、3つ目は?」
ガマえもん:「『経営者』だね。人を雇ったりシステムを作ったりして、会社やお店という仕組みそのものを動かしていく人のことだよ」
ケンタ:「いわゆる社長さんってことだね。じゃあ、最後の4つ目は?」
ガマえもん:「4つ目はね『投資家』だ。これから伸びそうな会社や事業にお金を出して、その事業がうまくいった分け前を受け取る人のことなんだ」
自分が動くか、仕組みが動くか
ケンタ:「へえ、同じ仕事でもお金のもらい方のタイプが全然違うんだね」
ガマえもん:「ここからが本当に大切な本題だよ、ケンタくん。この4つは、さらに大きな2つのグループに分けることができるんだ」
ケンタ:「2つのグループ? どう分けるの?」
ガマえもん:「自分が働かないとお金が入らないか、それとも自分が休んでいてもお金が入るか。この違いだけなんだよ」
ケンタ:「えっ、休んでいてもお金が入るなんてことがあるの? どっちがどのグループなの?」
ガマえもん:「左側のグループが『従業員』と『専門家』。自分が働いた時間の分だけお金をもらう世界だね。右側のグループが『経営者』と『投資家』。自分が作った仕組みや、働いてくれるお金がお金を生み出す世界なんだ」

ケンタ:「ちょっと待って! お医者さんってものすごく勉強してなるすごい仕事なのに、従業員と同じグループなの?」
ガマえもん:「腕前や知識はものすごく一流だよ。でもね、お医者さん自身が手を動かして患者さんを診察しないと、お金は入ってこないよね。自分が病気で1ヶ月休んだら、その間の収入は止まってしまう。そこは会社員と同じなんだ」
ケンタ:「あ……たしかに…。自分が動き続けないといけないもんね」
ガマえもん:「そうなんだ。自分が働かないとお金が入らないグループは、体をこわしたり倒れたりした瞬間に全部がストップしてしまう。そこが弱点なんだよ」
学校では右側の世界を教えてくれない
ケンタ:「だったらさ、最初からみんな右側の『経営者』や『投資家』を目指せばいいんじゃないの?」
ガマえもん:「誰だってそう思うよね。でもね、ケンタくん。学校で習う勉強のほとんどは、左側の『雇われて働く人』になるためのものなんだ」
ケンタ:「えっ、そうなの!? 先生たちはそんなこと一言も言ってないよ」
ガマえもん:「言われた通りに宿題をやって、テストでいい点を取って、いい会社に入る。これは社会で生きていく上でとても立派なことだし、悪いことなんて一つもないよ。でもね、問題は別のところにあるんだ」
ケンタ:「何が問題なの?」
ガマえもん:「右側の世界が存在することや、そこへ行く方法を全く習わないまま大人になってしまうことなんだよ。知らない道は、選ぶことすらできないからね」
ケンタ:「たしかに、地図に載っていない場所には行けないのといっしょだね!」
ガマえもん:「その通り。だから世の中では、このルールを知っている人と知らない人とで、大人になったときに大きな差がついてしまうんだ」
いきなり投資家にはジャンプできない
ケンタ:「よーし、決めた! 僕は右側の世界に行く! いきなり投資家になって大活躍するぞ!」
ガマえもん:「ははは、ケンタくんのその行動力は素晴らしいね。でもね、今いる場所からいきなり投資家にジャンプするのは、さすがに無理があるんだよ」
ケンタ:「えー、なんでダメなの?」
ガマえもん:「投資家はお金を出す側の人だからね。そもそも投資するためのまとまったお金がないとスタートラインに立てないんだ」
ケンタ:「あ……そっか。僕の貯めたお金やお年玉だけじゃ、会社を応援するなんてできないか…」
ガマえもん:「だから順番が大事なんだよ。まずは従業員として働きながら世の中の仕組みを学んで、その間に小さくてもいいから自分の力でビジネスを作ってみるんだ」
ケンタ:「僕みたいな子どもでもできる小さい仕事って、例えばどんなこと?」
ガマえもん:「1円でも10円でもいいんだよ。誰かの困りごとを解決してあげて、会社の看板ではなく『自分の力』でお金をもらう経験をしてみる。それだけで見える景色が一気に変わるよ」
お金持ちが使う言葉をインストールする
ケンタ:「なるほど……。今すぐできる準備って、ほかに何かあるかな?」
ガマえもん:「すごく大事なことがあるよ。それは『お金の世界の言葉』を覚えることだね。これが一番の近道かもしれないよ」
ケンタ:「言葉? 英語を勉強しろってこと?」
ガマえもん:「英語というより、専門用語だね。ケンタくん、対戦ゲームをやるときに、そのゲームだけで通じる言葉があるだろう?」
ケンタ:「あるある! スマブラの『メテオ』とか『バースト』とか『フレーム』とか! 技の名前やルールを知らないと、相手にすぐ負けちゃうよ」
ガマえもん:「お金の世界もまったく同じなんだよ。『資産』『負債』『キャッシュフロー』『利回り』……こういう言葉を知らないと、お金持ちがどんな話をしているのか理解できないし、ルールもわからないんだ」
ケンタ:「うっ……なんか漢字ばっかりで難しそうだなあ。僕に覚えられるかな」
ガマえもん:「大丈夫だよ。ゲームの攻略用語だって、誰かに無理やり教わったわけじゃないだろ? 好きで遊んでいるうちに自然と覚えたはずだよ。1日にたった1つずつ言葉を覚えるだけでも、1年で365個もマスターできるんだよ」
まとめ:自分がどこにいるかを知ることから始まる
ケンタ:「今日は新しい話がたくさん出てきて、なんだか頭がパンパンになっちゃったよ」
ガマえもん:「全部を一気に覚えなくていいんだ。今日ケンタくんに覚えて帰ってほしいのは、たった一つだけ。『今の自分が地図のどこに立っているか』を知ることだよ」
ケンタ:「でも僕、まだ小学生だし働いてもいないし、どこにも立っていないよ!」
ガマえもん:「そんなことないよ。世の中に4つの働き方があることを知って、こうして新しい言葉を学ぼうとしている。その好奇心こそが、すでに未来に向けた大きな一歩目なんだ」
ケンタ:「これだけで一歩目なの? まだ何も行動してない気がするけど……」
ガマえもん:「知識を得ることは立派な行動だよ。知らなければ選べないけれど、知った瞬間にケンタくんの未来の選択肢は一気に広がったんだ!」
ケンタ:「そっか! 知っただけでも前進なんだね。よし、明日も新しい言葉を1つ覚えるぞ!」
ガマえもん:「その意気だよ、ケンタくん。今日と明日を比べても、目に見える変化は小さくて何も変わっていないように思えるかもしれない」
ケンタ:「すぐには変わらないの?」
ガマえもん:「でもね、1年、2年とコツコツ続けた人は、何もしなかった人とは全く違う高い景色に立つことができるんだ。将来大きな差をつけるのは生まれつきの才能じゃない。『仕組みを知っているかどうか』と『学び続けたかどうか』、本当にそれだけなんだよ」
おしまい
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