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チームがまとまらないのはなぜ?
ケンタ:「ねえ、ガマえもん。クラスのドッジボール大会の練習があるんだけど、やる気のない子が遊んでばかりで練習にならないんだ……」
ガマえもん:「うーん、みんなのやる気をひとつにするのは、大人の世界でもすごく難しい問題なんだよなあ」
ケンタ:「先生は『みんな仲良く練習しましょう』って言ってるけど、まじめに勝ちたい子と遊びたい子でケンカになっちゃったよ!」
ガマえもん:「実はね、ボートレーサーの峰竜太選手が、とてもためになる考え方を話してたんだ」
ケンタ:「えっ、どんな話なの?どうやってチームをまとめたの?」
ガマえもん:「『全員を平等に扱おうとするから失敗するんだ』と言っていたんだよ」
やる気のある1人をトコトン育てよう
ケンタ:「ええっ!平等にしちゃダメなの? みんな同じように練習するのが正しいんじゃないの?」
ガマえもん:「全員を一度にやる気にさせようとしても、人はなかなか動いてくれないものなんだ。だから、あえてやる気がある1人に集中するんだよ」
ケンタ:「やる気がある子だけを特別あつかいするの?それってえこひいきにならない?」
ガマえもん:「そう見えるかもしれないね。でも、一番やる気と才能がある子を徹底的に教えて、まずその子を強くするんだって」
ケンタ:「どうして、その子だけを育てるの?ほかの遊んでいる子たちは、そのまま放っておくの?」
ガマえもん:「本気で努力して大活躍する子が1人現れるとね、『あいつ、すごくかっこいいな』って周りが注目し始めるんだよ」
ケンタ:「あ、たしかに!上手な子がすごいシュートを決めたら、ぼくもやってみたいって思うかも!」
ガマえもん:「そうだよね。成功した人の姿を見て初めて、周りのみんなも真似したくなるんだ」
ボロボロの道具から日本一になった話
ケンタ:「でも、えこひいきされたら、選ばれなかった子はスネちゃわないの?」
ガマえもん:「峰選手が高校生でヨット部にいたときの話をするね。その学校はとても強くて、一番速いヨットは一番強い先輩にだけ与えられていたんだ」
ケンタ:「えっ、じゃあヨットの差がある時点で一番強い先輩に絶対勝てないじゃん!」
ガマえもん:「そうだね。でも峰選手はあきらめずに、ボロボロのヨットに乗って強い先輩に向かっていったんだよ」
ケンタ:「ボロボロのヨットで?そんなの絶対に無理だよ!」
ガマえもん:「工夫して練習を重ねて、なんと勝っちゃったんだ。それを見た先生は峰選手を認めて、次は一番速いヨットを渡してくれたんだよ」
ケンタ:「すごい!自分で努力して結果を出したから、チャンスをつかみ取ったんだね!」
ガマえもん:「そうだよ。速いヨットをもらえた峰選手は、そのまま日本一を目指して進んでいったんだ」
大切なのは「どう生きていくか」
ケンタ:「でも、もし峰選手がボロボロのヨットで先輩に負けちゃっていたら、必死に頑張っても全部ムダになってたんじゃないの?」
ガマえもん:「そう思うよね。でも、峰選手は『大事なのは目の前の勝ち負けや技術だけじゃない』と言っているんだ」
ケンタ:「えっ、勝つことよりも大事なことがあるの?」
ガマえもん:「学生のころにやっていたスポーツを、大人になっても一生続ける人はほとんどいないよね」
ケンタ:「うーん、たしかにそうかも」
ガマえもん:「だから本当に大事なのは、どうやって工夫してチャンスをつかむかという経験なんだ」
ケンタ:「努力してチャンスをつかむ経験……?」
ガマえもん:「どうすれば一番になれるかを考えて全力で挑んだ経験は、大人になって別の仕事についても必ず自分の役に立つんだよ」
ケンタ:「ヨットの経験も、役に立ったの?」
ガマえもん:「そうだよ。峰選手も高校のヨットで学んだことを生かして、ボートレースで日本一になったんだ」
まとめ:本気の1人が周りの空気を変える!
ケンタ:「なんだか考え方がスッキリしたよ!まずはぼく自身が本気で練習して、誰よりも上手になってみせるよ!」
ガマえもん:「素晴らしいね、ケンタくん。ビシッと速いボールを投げて相手にバシバシ当てたり、どんな強いボールでもバシッとキャッチして大活躍すれば、遊んでいた子たちもきっと変わるよ」
ケンタ:「うん!『あいつと一緒に勝ちたい!一緒にやりたい!』ってみんなに思ってもらえるように、今日から誰よりも練習を頑張るよ!」
ガマえもん:「その意気だ、ケンタくん。ボクもケンタくんの本気の挑戦をずっと応援するからね!」
おしまい

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