【正論を言うと嫌われる理由】子どもに教えたい、気まずくならない「伝える順番」

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「正しいこと」の上手な使い方

ケンタ:「ガマえもん、聞いてよ。そうじ係をサボる子がいたから、先生に言ったんだ。そしたらなんかクラスが気まずくなってさぁ…」

ガマえもん:「ふむ。ケンタくんは、間違ったことを言ったのかい?」

ケンタ:「言ってないよ!普通、サボっちゃダメじゃん。なのに、なんでぼくが気まずくならなきゃいけないの?」

ガマえもん:「ケンタくんは間違ってない。でもね、実は『正しいこと』は、伝え方しだいで薬にも毒にもなるんだ。今日はその話をしよう」


正しいのに気まずくなるのは、なぜ?

ケンタ:「使い方? 正しいなら、いつ言ってもいいんじゃないの?」

ガマえもん:「言われた側の気持ちを想像してごらん。いきなり先生に言われたら、サボった子は『恥をかかされた』ってなるんだ」

ケンタ:「ぼくは、そんなつもりじゃなかったのに…」

ガマえもん:「そして周りの子もね、『次はぼくが言われるかも』ってドキッとしてしまうんだ」

ケンタ:「あぁ…。だからみんな、ちょっとよそよそしいのか」

ガマえもん:「そう。『正しいかどうかと『うまくいくかどうか』は、別の話。これは大人の世界でも、まったく同じなんだよ」


大人の世界にもある「正しさのケガ」

ケンタ:「大人もチクったら気まずくなることあるの?」

ガマえもん:「あるんだなぁ、コレが。たとえば会社で、ルール違反をいきなり偉い人につたえた人がいるとするだろう?」

ケンタ:「うんうん。その人は正しいじゃん」

ガマえもん:「ところが、正しいのはその人なのに『めんどうな人』扱いされて、居づらくなることが実際にあるんだ」

ケンタ:「ええー!ルールを破ったほうが悪いのに!?」

ガマえもん:「その通り、悪いのは破ったほうだよね。でも世の中には『ルール』と『実際の空気』の両方が流れてるんだ」

ケンタ:「空気かぁ…。むずかしいんだね」

ガマえもん:「だから正しさは、いきなりぶつけずに、相手が受け取りやすい順番で伝えるのが賢いんだよ」


正しさを使う「順番」

ケンタ:「受け取りやすい順番って、どうすればよかったの?」

ガマえもん:「まずは本人にそっと声をかける。『一緒にやろうよ』ってね。それでもダメなら、みんなで話し合う。先生に相談するのは、その次でも遅くないんだ」

ケンタ:「なるほどね!いきなり先生の言うのは、最初から必殺技を使っちゃった感じか…」

ガマえもん:「そうだね。必殺技ほど、あとに取っておくもんだからね。ただし、『いじめや『危ないこと』は別。それは順番なんて考えず、すぐ大人に言うのが大正解!」

ケンタ:「そっか。がまんする話じゃなくて、順番の話なんだね」

ガマえもん:「そういうこと。よく気づいたね」


どうしてもダメなら、離れるのもアリ

ケンタ:「もし順番よくやっても、ぜんぜん変わらなかったら?」

ガマえもん:「そのときは、その場所から離れるのも立派な選択だよ。習い事でもチームでも、合わない場所で心をすり減らし続ける必要はないんだ」

ケンタ:「逃げるのって、カッコ悪くない?」

ガマえもん:「逃げるんじゃない、自分に合う場所を選び直すんだ。植物だって、日当たりのいい場所に植えかえたほうがよく育つだろう? 人も同じなんだよ」

ケンタ:「それって、子どもだけの話? 大人は?」

ガマえもん:「ふふ、むしろ大人にこそ必要な話かもしれないね。がまんし続けるだけが正解じゃないのは、子どもも大人も同じなんだ」


まとめ:正しさは、順番よく、大事なもののために

ケンタ:「ぼく、明日あの子に『一緒にそうじしよう』って声かけてみる。ほんとはケンカしたいわけじゃなくて、みんなで気持ちよく過ごしたいだけだもん」

ガマえもん:「それが答えだよ。正しさは相手をやっつけるためじゃなく、みんなが気持ちよく過ごすために使うもの。何のために使うかを決めれば、うまくいくんだよ!」

おしまい


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