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自分だけの「宝物」が見つかる3つの円
ケンタ:「うわぁぁーん!ガマえもん、助けてよ!学校の係活動、また失敗しちゃったんだ。生き物係をやってるんだけど、今日もウサギに逃げられちゃって……。これで3回目だよ、先生に怒られるのはもう嫌だよ。」
ガマえもん:「やれやれ、ケンタくん。また逃がしちゃったんだね。ちょっとは自分に向いていることを考えて、選んでいるのかい?」
ケンタ:「えっ?とにかく一生懸命やってはいるんだけど。お父さんには『好きなことをやれ』って言われてきたけど……結局、僕は何が好きなのか自分でもわからないんだ。やりたいことが見つからないよ。」
ガマえもん:「なるほど。ケンタくん、行動するのは素晴らしいことだよ。でもね、それは目的地を決めないで、とにかく全力で自転車をこぎ続けるようなものだよ。それだと疲れるだけで、どこにもたどり着けないんだ。ボクが、ケンタくんの本当にやりたいことを見つけるヒミツを教えてあげるよ。」
ケンタ:「えっ!そんなことができるの?」
ガマえもん:「もちろん。これから教える『3つの円(得意・大事・好き)』が重なる場所を見つければいいんだ。」
第1のヒミツ:努力がいらない「得意なこと」
ガマえもん:「まず、一番大切なのは『得意なこと』だよ。」
ケンタ:「得意なこと?うーん、僕、勉強も苦手だし、足もそんなに速くないよ。」
ガマえもん:「ケンタくん、勘違いしちゃいけないよ。『得意なこと』っていうのは、『頑張らなくても、無意識にできちゃうこと』のことなんだ。周りの友達と比べて、なぜか自分だけスルスルできちゃうことはないかな?」
ケンタ:「うーん…あ!学校の先生よりも、友達に勉強を教えるのがうまいって言われたことがあるよ。難しいことを、面白おかしく説明するのは得意かも!」
ガマえもん:「それだよ、ケンタくん!それが君の『才能』だ。経済学者のピーター・ドラッカー先生も言っているんだ。『強みのみが成果を生む。弱みを直しても、せいぜい普通になるだけだ』ってね。苦手なウサギの世話を頑張るより、その説明する力を100倍伸ばすほうが、ずっと成功に近いんだよ。」
第2のヒミツ:心のエンジン「大事なこと」
ケンタ:「誠に、得意なことだけで選んでもいいの?」
ガマえもん:「いい質問だね。次は、自分にとっての『大事なこと』を知る必要があるんだ。これを知らないと、大変な時にすぐに投げ出しちゃうからね。ケンタくん、君が心の底から望んでいることは何だい?」
ケンタ:「えーっと、将来はお金持ちになりたい!」
ガマえもん:「どうしてお金持ちになりたいの?」
ケンタ:「みんなに尊敬されたいし、バカにされたくないからかな。ありのままの僕でいても、みんなに大事にされたいんだ。」
ガマえもん:「なるほど。君にとって本当に大事なのは、お金じゃなくて『ありのままの自分でいること』なんだね。お金は、自分らしく自由に生きるための道具にすぎないんだ。この『自分らしくいたい』という心のエンジンがあれば、大人になって仕事をしたときも、どんな壁も乗り越えられるよ。」
第3のヒミツ:ワクワクする「好きなこと」
ガマえもん:「最後に、『好きなこと』を見つけよう。これは趣味や好奇心のことだ。ケンタくんが、ついつい図鑑やタブレットで調べちゃうことは何?」
ケンタ:「旅行!旅行だよ!休みの日になると、家族でどこか遠くへ行きたくなっちゃうんだ。電車の路線図や、知らない街のガイドブックを見るのが大好きなんだ。」
ガマえもん:「決まりだね!ケンタくんの『好きなこと』は旅行だ。」
3つの円が重なる場所
ガマえもん:「さあ、全部そろったよ。ケンタくんの『3つのヒミツ』を合わせてみよう。」
- 得意なこと: 難しいことをわかりやすく説明すること
- 大事なこと: ありのままの自分でいること(自由)
- 好きなこと: 旅行
ケンタ:「これが合わさると、どうなるの?」
ガマえもん:「例えば、旅行の魅力を面白く伝える『旅行ブロガー』や『動画クリエイター』。あるいは、自分らしくお客さんを楽しませる『ツアーガイド』。生き物係で悩むより、自分の得意な説明スキルを使って、大好きな旅行の魅力を伝える道を探すのがいいんだ。」
ケンタ:「そっか!僕、ウサギは好きだけど、お世話は苦手だったんだ。それより、旅行の楽しさをみんなに教える方がずっとワクワクする!」
ガマえもん:「その調子だよ。一発で正解を見つけるのは難しいかもしれない。でも、この3つの円をヒントに『これかな?』と試していくんだ。ダメだったらまた、別の組み合わせを考えればいいだけさ。」
ケンタ:「ありがとう、ガマえもん!僕、さっそく次の自由研究で、おすすめの旅行先ガイドを作ってみるよ!」
おしまい



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