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100回バットを振っても、まだヒットが出ないとき
ケンタ:「ガマえもん……僕、ちょっと不思議に思ってることがあるんだ」
ガマえもん:「おや、どうしたんだい、ケンタくん。パソコンの画面をじーっと見つめて!」
ケンタ:「これだよ、これ! 世の中にはブログを100記事以上も書いてる人がたくさんいるじゃない? なのにね、何ヶ月も1円も稼げていなくて『収益ゼロ』のまま続けている人が結構いるってネットで読んだんだ。100本も記事を書くのって、夏休みの読書感想文を100回書くくらい大変だよ? なのに全然お金にならないなんて……僕だったらとっくに嫌になってブログを消しちゃうよ。なんでこんなに結果が出ないのに諦めないで続けられるのかなぁ?」
ガマえもん:「ふふっ、ケンタくん、いいところに気がついたねぇ。普通は『割に合わない』って思ってやめちゃうよね」
ケンタ:「そうだよ! 普通ならすぐ諦めちゃうよ。100回も空振りしてるようなものじゃないか!」
ガマえもん:「でもね、ケンタくん。実はその『100回空振りしても打席を降りない人たち』には、とても大きな共通点があるんだよ」
「誰かのため」に振るバットだから、折れない
ケンタ:「えっ? 共通点って何?」
ガマえもん:「ケンタくん、そうやって諦めずに書き続けている人たちが、なんのためにパソコンに向かってキーボードを叩いていると思う?」
ケンタ:「うーん……やっぱり、いつか大儲けしたいからじゃないの?」
ガマえもん:「もちろん、いつかお金になったら嬉しいだろうね。でもね、手っ取り早くお金儲けをしたいだけの人は、10記事や20記事書いて1円も稼げないと『なんだ、儲からないじゃないか』ってすぐに打席から降りてしまうんだよ」
ケンタ:「うん、僕なら絶対にすぐ降りちゃうな」
ガマえもん:「でもね、100回空振りしても打席に立ち続ける人たちの共通点はね、『大切な人のために伝えている』という、お金よりも強い動機を持っていることなんだ。たとえば、自分の子どもに学校では教えてくれない『お金の知識』や、生きていく上でつまずきやすい『人間関係のコツ』を、なんとか残してあげたいって願っていたりね」
ケンタ:「自分の子どものために……?」
ガマえもん:「そうさ。『わが子の未来を守るため』とか『誰かの役に立ちたい』という思いはね、目先の結果が出なくても、心がポキッと折れにくいんだよ。だから、まわりの人から見たら無駄に見えることでも、ずっとバットを振り続けることができるんだ」
偉人たちも、最初は「凡打の山」を築いていた
ケンタ:「でもガマえもん、どんなにいい思いを持っていても、結果が出なかったら意味がないんじゃないの?」
ガマえもん:「世の中で大きな夢を叶えた人たちを見てごらんよ。『ハリー・ポッター』の物語を書いたJ.K.ローリングさんは、たった第1作を完成させるのに5年もかかって、書き上げた後も何社もの出版社から『こんな本は売れない』って断られ続けたんだ。それでも諦めずに本を出したら大人気になって、やがて映画にもなって世界中の誰もが知る大ヒット作品になったんだよ」
ケンタ:「世界中で映画になるくらいすごい作品でも、最初は断られまくってたんだ……!」
ガマえもん:「そして世界一ヒットを打った野球選手のイチローさんが一番誇りに思っていたのは、ヒットの数じゃなくて、その裏にある『8000本以上もの凡打』の数だったんだよ」
ケンタ:「ええっ! 8000本以上もアウトになっていたの!? あのイチローさんが!?」
ガマえもん:「そうさ。世界一の選手だって、8000回以上も悔しい思いをして、それでも打席に立ち続けたんだ。誰よりも失敗して、それでも打席から降りなかったからこそ、歴史に残る記録を打ち立てることができたんだよ」
ケンタ:「8000回も凡打を打っても、打席に立ち続けたんだね……」
ガマえもん:「そう。だから100回の記事を書くことも、少年野球の素振りも、ただの『ゼロ』じゃないんだ。どうすれば相手に伝わるか、どうすればうまくなるかを必死に考えた経験は、目には見えないけれど『諦めない心』という立派な筋肉として体に刻まれていくんだよ」
土の中で、深くて強い根っこを伸ばしている時間
ケンタ:「目に見えない筋肉かぁ……」
ガマえもん:「竹という植物を知っているかい? 竹はね、地面に種を植えてから何年間も、ちっとも芽が出ないんだよ。水や肥料をあげても、ずーっと土の中で変化がないように見えるんだ」
ケンタ:「えっ、枯れちゃってるんじゃないの?」
ガマえもん:「枯れてないんだよ。土の中で、深くて太い根っこを四方八方にものすごい勢いで張り巡らせているんだ。そしてある時、突然地面から芽を出したかと思うと、たった数か月で空高くグングン伸びていくんだよ。結果が出ていないように見える時期はね、まさに土の中で頑丈な根っこを伸ばしている真っ最中なんだ」
ケンタ:「そっか……! 外からは何も進んでいないように見えても、下では倒れないための準備をしているんだね」
ガマえもん:「その通りさ。それにね、『結果が出なくても、大切な何かのためにコツコツ努力を続ける姿』そのものが、まわりの人や子どもにとって、どんな教科書よりも大きな学びになるんだよ」
ケンタ:「あ……! 『諦めるな』って口で言うだけじゃなくて、実際に諦めない姿を見せてくれるほうが、ずっと勇気をもらえるもんね!」
ガマえもん:「大正解、ケンタくん! 一度も失敗しなかった人が偉いんじゃない。倒れるたびに、もう一度立ち上がって打席に向かう人こそが、最後に本物の力を手にするんだからね」
まとめ:打席に立ち続ける限り、チャンスは終わらない
ケンタ:「ガマえもん、なんだか僕、目の前がパーッと明るくなってきたよ! 100回空振りしても、打席を降りなければ負けじゃないんだね!」
ガマえもん:「そうだよ、ケンタくん! 失敗を恐れてベンチに座っているだけじゃ、絶対にヒットは打てない。バットを振り続けていれば、いつか必ず最高の一打が打てる時がやってくるさ」
ケンタ:「うん! 僕も明日の野球の練習や勉強でつまずいても、絶対に打席から降りないぞーっ!」
ガマえもん:「あはは、その意気だよ、ケンタくん! ボクはずっと応援しているよ!」
おしまい


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