【子どもの進路、親はどこまで?】教えるのは親、決めるのは子ども

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進路を決めるのは、だれ?

ケンタ:「ガマえもん、聞いてよ…。ぼくはクラブチームでもっとサッカーがやりたいのに、お母さんは『塾に行きなさい』って言うんだ」

ガマえもん:「ふむふむ。お母さんは、なんで塾に行かせたがるの?」

ケンタ:「『最近テストでいい点ばっかりなんだから、伸ばさなきゃもったいない』って。でも、ぼくの将来なのに、なんでお母さんが決めるのさ!」

ガマえもん:「なるほどね。ケンタくん、先に答えを言っておくよ。決めるのはケンタくんだよ。でも、お母さんの話は聞いたほうがいい。今日はその理由を話そうか!」


選ぶのは、きみでいい

ケンタ:「え、ぼくが決めていいの?」

ガマえもん:「いいんだよ。ケンタくんの人生を生きるのは、お母さんじゃなくてケンタくん自身だからね」

ケンタ:「じゃあ、サッカーを選んでいいんだ!」

ガマえもん:「うん。それにね、人に決められた道は、うまくいかないとき人のせいにしたくなる。でも自分で選んだ道なら、失敗しても納得できるんだ」


ただし「知らないで選ぶ」のは、もったいない

ケンタ:「じゃあお母さんの話は聞かなくていいんだね!」

ガマえもん:「おっと、それは違う!決める前に、知っておく。これが上手な選び方なんだ」

ケンタ:「知っておくって、何を?」

ガマえもん:「その道に進んだら何が待っているか、だよ。知らずに選ぶと『こんなはずじゃなかった、教えてよ!』って、あとで泣くことになるからね」

ケンタ:「ええっ…それはイヤかも」

ガマえもん:「お母さんの『勉強が得意なんだから』も、ケンタくんの知らないことを教えてくれてるのかもしれない。聞くだけ聞いてみても、損はないんだ」

ケンタ:「『サッカーで食べていける人はひと握りだよ』みたいな話も、聞いたほうがいいの?」

ガマえもん:「うん、それも大事な話。夢をやめろって意味じゃないよ。知った上で選べば、覚悟も準備もできるからね」


親の仕事は「教える」まで。「決める」はしない

ケンタ:「でもさ、教えてくれながら『塾にしなさい』って言われたら、どうすればいいの?」

ガマえもん:「そこは大人たちに聞いてほしい話だね。親の仕事は、知っていることを教えて、一緒に調べるところまで。最後に決めるのは子どもなんだ」

ケンタ:「へえ…。でも、なんで親は決めたがるんだろう?」

ガマえもん:「心配だからさ。それに時々、自分がかなえられなかった夢を、子どもにたくしたくなることもある。でも、親の人生と子どもの人生は、別々のものなんだよね」

ケンタ:「じゃあぼく、お母さんに言ってみる。『教えてくれるのはうれしい。でも、決めるのはぼくにさせて』って」

ガマえもん:「いい伝え方だねえ。それなら、お母さんもきっと分かってくれるよ」


どっちを選んでも、ムダにはならない

ケンタ:「もしサッカーを選んで、あとで『やっぱりもっと勉強しとけばよかった』ってなったら、どうしよう…」

ガマえもん:「大丈夫。進路はあとから何度でも変えられるし、がんばった経験はぜんぶ次に活きる。どっちを選んでも、がんばり方しだいでちゃんと先につながるんだ」

ケンタ:「そうなんだ。じゃあ選んだあとのがんばり方のほうが大事ってこと?」

ガマえもん:「その通り! 選び方より、がんばり方。いいことを言うようになったねえ」

ケンタ:「あとね、ほんとは勉強もきらいじゃないんだ。いい点取れたら、うれしいもん」

ガマえもん:「なら最高じゃないか。どっちかを捨てる話じゃなくて、どう組み合わせるかを相談すればいい。サッカーも勉強も、両方できる人はいるんだよ」


まとめ:教えてもらって、自分で決める

ケンタ:「ぼく、夜お母さんと話してみる。塾の話も聞いた上で、それでもサッカーがやりたいって、ちゃんと伝えるよ」

ガマえもん:「それでこそだね。教えてもらって、自分で決める。今日の一歩は、親子でゆっくり話すこと。決めるのは——もちろん、きみだよ」

おしまい


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