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読んだ本をほとんど忘れてしまう理由
ケンタ:「ねえ、ガマえもん。先週読んだ本を思い出そうとしたら、ほとんど忘れちゃってたんだ。せっかく最後まで読んだのに、これじゃ意味がないよ」
ガマえもん:「なるほどね。でも落ち込まなくて大丈夫だよ。人間の脳は、使わない情報をどんどん忘れるようにできているんだ」
ケンタ:「えっ、脳がわざと忘れているの?」
ガマえもん:「そうだよ。通学路の看板やすれ違った車のナンバーまで全部覚えていたら、頭がパンクしちゃうよね」
ケンタ:「たしかに、そんなの全部覚えてたら疲れちゃうね」
ガマえもん:「だからこそ、読んだ知識をしっかり頭に残すための3つのステップがあるんだ。このやり方なら、読んだ本の内容をグッと覚えておけるよ」
ケンタ:「どんなやり方なの?ぼくにもできる?ねえガマえもん、早く教えてよ!」
ステップ1:使えそうな場所に線を引く
ガマえもん:「まずは蛍光ペンを1本準備するんだ。そして本を読みながら、『自分の生活で使えそう!』と思った場所に線を引くんだよ」
ケンタ:「大事そうな言葉や、難しくてテストに出そうな言葉に線を引くんじゃないの?」
ガマえもん:「そうじゃないんだ。大切なのは『自分が実際に行動できそうかどうか』だよ。自分に関係のない言葉は、線を引いても頭に残らないからね」
ケンタ:「なるほど!『これならぼくもやってみたい!』って思えた場所だけに線を引けばいいんだね」
ガマえもん:「その通りだよ、ケンタくん。最初から全部覚えようとしないで、使える場所だけを探しながら読むのがコツなんだ」
ステップ2:読んでいる間に「自分の言葉と気持ち」をメモする
ケンタ:「使えそうな場所に線を引いたら、次はどうするの?」
ガマえもん:「線を引いた場所や、読んでいて『なるほど!』と驚いたところで一度立ち止まるんだ。そして、ノートに短いメモを書くんだよ」
ケンタ:「本に書いてある文章をそのままきれいに書き写せばいいの?」
ガマえもん:「そのまま写しても、頭には残らないよ。必ず『ケンタくん自身の言葉』に直して、短くまとめるんだ」
ケンタ:「自分の言葉で書くのかあ。うまく書けるかな?」
ガマえもん:「簡単でいいんだよ。さらに大事なのは、自分の言葉に『自分の気持ち』をくっつけることさ」
ケンタ:「気持ちをくっつけるって、どういうこと?」
ガマえもん:「たとえば『朝ごはんを食べると集中できるらしい!明日から絶対にパンを食べよう』みたいにね」
ケンタ:「なるほど!『マジで!?』とか『やってみよう』みたいな自分の感情をまぜて書くんだね」
ガマえもん:「そうだよ。意味が分かっていないと、自分の言葉には直せないんだ。それに気持ちとくっついた情報は、脳が大切だと判断して強く覚えてくれるよ」
ステップ3:読んだ後に「思い出すテスト」をする
ケンタ:「本を読み終わった後は、何をするの?」
ガマえもん:「ここが一番大切なステップだよ。本を閉じて、さっき書いた短いメモだけを見るんだ」
ケンタ:「メモだけ見て、どうするの?」
ガマえもん:「『これってどんな内容だったかな?』と、頭の中で一生懸命に思い出してみるんだよ」
ケンタ:「それってテストみたいだね」
ガマえもん:「まさにその通り!人間は本を読んでいるときではなく、『一生懸命に思い出そうとしているとき』に記憶を強く固めるんだ」
ケンタ:「読んでいるときじゃなくて、思い出そうとするときに覚えるんだね!」
ガマえもん:「そうなんだ。だから、すぐ思い出せないときも本を開き直さないで、5分くらい『うーん、何だっけ?』と考えてみるんだ」
ケンタ:「えっ、思い出せなくて苦しいのに、すぐに見ちゃダメなの?」
ガマえもん:「『ここまで出かかっているのに悔しい!』と悩む時間が、記憶を強くしてくれるんだよ」
ケンタ:「悔しい時間にも、ちゃんと意味があるんだね」
ガマえもん:「そうさ。友達やお家の人に『この本にこんな面白いことが書いてあったよ』と話してみるのも効果的だよ」
ケンタ:「この読み方、もっとくわしく知りたくなったよ」
ガマえもん:「それなら『読んだら忘れない読書術』という本がいいよ。お医者さんが、線を引く読み方や、読んだあとに話す方法を書いているからね」
📚 記事に登場した本
読んだら忘れない読書術
樺沢紫苑 著(サンマーク出版)
精神科医が教える、記憶に残る本の読み方
楽天Kobo 1,485円(2026/10/2時点)/価格は各サイトでご確認ください
読むスピードが遅くなっても不安にならなくていい理由
ケンタ:「でもガマえもん、そんなことしてたら読む時間がいつもの1.5倍から2倍くらいかかっちゃうよ。月に10冊も読む人と比べたら、差がついちゃわない?」
ガマえもん:「その心配はいらないよ。10冊読んで全部忘れちゃう人と、2ヶ月に1冊でも内容を理解して行動する人、どっちの毎日が変わると思う?」
ケンタ:「あ……!1冊読んでしっかり行動する人のほうが、絶対に毎日が変わるね」
ガマえもん:「高級なお店でごはんをゆっくり味わうように、読書も時間をかけて楽しむものなんだ」
ケンタ:「急いで食べたら、味が分からないもんね」
ガマえもん:「そう。文字を追うだけの早食い読書をやめて、1冊から得られるものを増やせば、読む冊数は減っても成長はずっと大きくなるよ」
ケンタ:「そっか!読む冊数が減っても落ち込む必要なんてなくて、じっくり1冊を身につけるほうがずっと意味があるんだね」
まとめ:10冊読んで忘れるより、1冊を行動に変えよう
ガマえもん:「今日話した3つのステップを、おさらいしてみようか」
ケンタ:「線を引く、自分の言葉と気持ちでメモする、本を閉じて思い出す、だね!」
ガマえもん:「完ペキだよ!でもね、本当に大事なのは、読み終わったあとなんだ」
ケンタ:「読み終わったあと?」
ガマえもん:「『いい話だったな』で本を閉じたら、明日の自分は何も変わらない。『明日からこれをやろう』と1つ決めて、やっと本が役に立つんだよ」
ケンタ:「10冊読んで忘れるより、1冊で1つ行動するほうがいいってことだね」
ガマえもん:「その通り。全部やろうとしなくて大丈夫だよ。まずは今日読む本から、使えそうな場所に1本線を引いてごらん」
ケンタ:「うん!焦ってたくさん読もうとしないで、じっくり味わいながらやってみるよ。ガマえもん、ありがとう!」
📖 「そもそも本を開く気になれない」という人は、【タイパよりマイペース】本が開けない!ケンタくんのなやみから読んでみてね
おしまい


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