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2026年8月から医療費(病院のお金)が変わるよ!
ケンタ:「あ〜あ、またお小遣いを減らされないかなぁ。最近、お菓子も値上がりしているし、将来、僕たちが大人になった時どうなっちゃうんだろう……」
ガマえもん:「おや、ケンタくん。そんなにむずかしい顔をして、どうしたんだい?」
ケンタ:「あ、ガマえもん! 実はね、ニュースで『病院でお金を払うルールが8月から変わる』って言っていたんだ。なんだか『負担が増える』ってパパママが心配そうに話していて、大丈夫かなって思って……」
ガマえもん:「なるほど、日本の病院代の新しいルールのことだね。よし、じゃー今日はケンタくんでもバッチリわかるように、その仕組みを面白いストーリーで説明するよ」
そもそも「こうがくりょうようひ」ってなぁに?
ケンタ:「ありがとう! でもね、ニュースに出てきた『高額療養費(こうがくりょうようひ)』って言葉、漢字ばかりで意味が全然わからないよ……」
ガマえもん:「確かにむずかしい名前だよね。これを一言でいうとね、
『どんなに大きな病気やケガをして病院代が高くなっても、あなたが払うお金には【ここまで!】というストップの壁があるから安心ですよ』
という、国が作った最強の『守りの盾(たて)』なんだ」
ケンタ:「国の盾? どういうこと?」
ガマえもん:「じゃあ、わかりやすく、もしケンタくんが大きな病気になって、病院から『治療代に100万円かかります』って言われたらどうする?」
ケンタ:「ええっ! 100万円なんて絶対に払えないよ! お小遣い何年分だよ……。治療をあきらめるしかないの?」
ガマえもん:「普通ならパニックになるよね。でも、日本に住んでいる人はみんな、最初から3割(30万円)だけ払えばいいルールになっているんだ。だけど、30万円だって小学生のお家にとっては大金だよね。そこで登場するのが、さっき言った『高額療養費』という盾なんだよ」
ケンタ:「その盾があると、どうなるの?」
ガマえもん:「この盾が発動するとね、普通のお家の場合、1ヶ月に払うお金は【約9万円】まででいいよ、ってルールになっているんだ。
つまり、100万円の治療を受けても、30万円払う必要はないんだ。残りの21万円は国や保険のグループが代わりに払ってくれる。ケンタくんのお家が実際に支払うのは9万円だけで済むんだよ」
ケンタ:「へぇー! 100万円が9万円で済むなら、お父さんやお母さんもお金がなくなって困ることはないね。すごく優しい制度じゃん!」
ガマえもん:「そうなんだ。だからボクはいつも、『ある程度の貯金さえあれば、テレビのCMでよく見る、毎月お金がかかる民間の保険(医療保険)には、わざわざ入らなくても大丈夫だよ』って言っているんだ。日本という国自体が、最初からものすごい安心の盾をみんなに配ってくれているからね」
8月から何が変わるの? 2つの大事件
ケンタ:「じゃあ、その優しい制度が8月から変わるってことは、その盾が壊されちゃうの?」
ガマえもん:「壊れるわけじゃないけど、形がちょっと変わるんだ。ポイントは2つあるよ。
- 毎月払うお金の上限(じょうげん)が、少し高くなる(値上がりする)
- 1年間に払うお金の合計に、新しい上限ができる(新しい盾がもらえる)
この2つが同時に起きるんだ」
ケンタ:「うーん、1つ目は嫌なお知らせだけど、2つ目は良いお知らせみたい。順番に教えて!」
毎月の負担がレベルアップ(値上がり)する
ガマえもん:「まず1つ目の、毎月の上限が上がるお話をするね。これはハッキリ言って、みんなにとってはちょっとお財布が痛い『値上がり』なんだ。今年の8月と、来年の8月の2回に分けて、じわじわと上がっていく予定だよ」
ケンタ:「どうしてそんな意地悪なことをするの?」
ガマえもん:「おじいちゃんやおばあちゃんが増えて、病院に行く人がどんどん多くなっているからなんだ。さらに、最近は病気を治すための新しいお薬がものすごく高くなっている。今のままだと国がお金を出し切れなくなって、この優しい制度自体が潰れちゃうかもしれないんだよ。
だから国は、『みんなをこれからも守るために、毎月のお金を少しだけ多めに負担してね』ってお願いすることにしたんだ」
ケンタ:「さっきの『月9万円』だったお家はどうなるの?」
ガマえもん:「来年の8月からは、最大で【月12万円】くらいに値上がりするイメージだね。毎月3万円も多く払うことになるかもしれないから、ずっと入院が続くようなお家にとっては、確かにちょっとキツい変化だよね」
1年間の「絶対安心ライン」が新しく誕生する!
ケンタ:「やっぱり損しちゃうじゃん! ニュースで大人が怒っていたのはこれだね」
ガマえもん:「でもね、ケンタくん。国もただ意地悪をしているわけじゃないんだ。ここで2つ目の、とっても良いお知らせが合体するんだよ。それが『年間上限(ねんかんじょうげん)』の誕生なんだ」
ケンタ:「ねんかんじょうげん?」
ガマえもん:「そう。これまでは『毎月の上限』しかなかったから、もし何ヶ月も、何年も大きな病気が続いたら、毎月お金を払い続けなきゃいけなくて、合計するとものすごい金額になっていたんだ。
でもこれからは、『1年間の合計で、この金額を超えたら、もう1円も払わなくていいよ!』 という究極のストップ線が作られたんだよ」
ケンタ:「それって、いくらなの?」
ガマえもん:「お父さんやお母さんの働いてかせぐお金(年収)によって、3つのチームに分かれるよ。
- 普通のお家:1年間で【53万円】まで
- お金持ちのお家:1年間で【111万円】まで
- 超お金持ちのお家:1年間で【168万円】まで
多くの人が当てはまる普通のお家なら、1年間にどれだけ大きな病気をして、病院代が100万円、1000万円、それこそ1億円かかったとしても、お家が払うお金は1年間で【53万円】がマックスになるんだ」
ケンタ:「ええっ! 1億円の治療でも、53万円だけでいいの!?」
ガマえもん:「そうなんだよ! 毎月の負担はちょっと増えちゃったけど、その代わりに『1年間で最悪でも53万円あれば、どんな病気になっても絶対に人生は破産(はさん)しない』という、ゴールの壁がハッキリ見えるようになったんだ。数ヶ月単位で見ると負担は増えるけど、1年という長い目で見ると、ものすごく大きな安心感に守られることになったんだよ」
結局、僕たちはどうすればいいの?
ケンタ:「そっかぁ。毎月で見るとちょっと損だけど、1年で見ると、大ピンチの時にはちゃんと国が今まで以上にガッチリ守ってくれるんだね。少し安心したよ」
ガマえもん:「素晴らしい気づきだね、ケンタくん! 今回のルール変更を見て、『国の保険がダメになったから、民間の保険会社にお金を払って新しい保険に入らなきゃ!』って焦る大人がいるけれど、それはちょっともったいない考え方なんだ。
むしろ、1年間のマックスの金額が『53万円』ってハッキリわかったんだから、わざわざ毎月高いお金を払って別の保険に入る必要は、ますます無くなったと言えるんだよ」
ケンタ:「じゃあ、僕たちはこれからどうやって備えたらいいの?」
ガマえもん:「やるべきことは、これまでと全く同じ。シンプルにこれだけだよ。
- 自分で払う必要がある分(53万円くらい)は、しっかり貯金しておく。
- それを超えるような大金は、国の盾(たて)に任せる。
これだけでバッチリなんだ」
ケンタ:「そっか! 最悪のときでも53万円あればいいんだから、お家でその分をちゃんと貯金しておけば、怪しいお誘いや無駄な保険にだまされなくて済むね」
ガマえもん:「その通り! 自分たちの力(貯める力やかせぐ力)をしっかり鍛えて、いつでも少しの貯金を持っておこと。これが、誰にもだまされずに自分のお金と未来を守る、一番強くてカッコいい大人の方法なんだよ」
ケンタ:「よくわかったよ、ガマえもん! 僕もお小遣いを全部お菓子に使っちゃわないで、少しずつ貯金する力を鍛えていくよ!」
おしまい


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