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「がんばれ」だけが応援じゃない
ケンタ:「ガマえもん、ぼくと同じクラブチームでサッカーをしてる友だちがいるんだ。お父さんが試合を見に来てて、すごくうれしそうだったよ」
ガマえもん:「いい話だね、ケンタくん。じつは子どもへのいちばんの応援は、同じ景色を見に行くことなんだよ」
ケンタ:「見に行くだけで?『がんばれ』って言うより?」
ガマえもん:「そうだよ。言葉だけの応援より、ずっと心に届くんだ」
「見に来てもらえた」がうれしい
ケンタ:「その友だち、口では『えー、来るのー?』って言ってたけど、ずっとニヤニヤしてたんだ」
ガマえもん:「ふふっ、それが本音なんだよ。照れかくしで文句を言っても本当はうれしいんだ」
ケンタ:「なんで見に来てもらえると、そんなにうれしいのかな?」
ガマえもん:「『自分のことを大事にしてくれてる』って伝わるからだよ。とくに、いつもは来られない平日だと特別感が出るんだ」
会場に行かないとわからないこと
ガマえもん:「大人はつい、言葉で応援しようとするんだ。『もっと練習しよう』『次もがんばろう』ってね」
ケンタ:「それじゃダメなの?」
ガマえもん:「ダメじゃないよ。でも、会場に行かないとわからないことって、たくさんあるんだ」
ケンタ:「どんなコーチか、どんな仲間とプレーしてるか、とか?」
ガマえもん:「そうそう。どれくらい暑いのか、荷物は重いのか、どんな顔で練習してるのか。見て知ってる人の『がんばったね』は、重みがちがうんだ」
知らないのに応援されても
ケンタ:「見てもいないのに『がんばれ』って言われたら…ちょっとモヤっとするかも」
ガマえもん:「正直だね。『ぼくの努力も知らないくせに』って思っちゃうこともあるんだ」
ケンタ:「なんにも応援しないよりはいいんだよね?」
ガマえもん:「もちろんだよ。でも、これが思春期になると大きな差になってくる。今から同じ景色を見ておくことが大事なんだ」
帰り道の会話も応援になる
ガマえもん:「練習や試合の帰り道に、今日のことを聞くのもいい応援だよ」
ケンタ:「『このプレーが難しかった』とか『あのシュートが楽しかった』とか?」
ガマえもん:「そう。その何気ないおしゃべりの時間が、じつは応援そのものなんだ」
まとめ:同じ目線に立ってみる
ガマえもん:「子どもを応援するコツを、まとめておくよ」
- たまにでいいから、練習や試合の会場に行ってみる
- 同じ場所・同じ空気・同じ時間を過ごす
- 帰り道に、今日の出来事を聞いてみる
- 「がんばれ」の前に、まず見て知る
ケンタ:「言葉より先に、まず見に行くことなんだね」
ガマえもん:「そうだよ。本気で応援したいなら、まずは子どもと同じ目線に立ってみよう。言葉以上に伝わるものが、きっとあるからね」
おしまい


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