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1. 頑張るほど、遠ざかる?
ケンタ:「ねえ、ガマえもん!もうボク、どうしたらいいかわかんないよ!アイちゃんのために、毎日宿題を教えてあげたり、面白い消しゴムをプレゼントしたり、LINE(ライン)もすぐ返してるのに……最近、なんだか避けられてる気がするんだ。クラブチームの練習より頑張ってるのに!」
ガマえもん:「うーん、ケンタくん。それは典型的な『やりすぎのワナ』にはまっちゃってるね。ガマぐちポケットから、とっておきの真実を教えてあげるよ。いいかい?恋愛ってのはね、サッカーの練習みたいに『走った距離の分だけゴールが決まる』っていうルールじゃないんだ。」
ケンタ:「ええっ!?努力すれば報われるって、コーチも言ってたよ!」
ガマえもん:「それはスポーツや勉強の話。恋愛で一番やっちゃいけないのは、『自分の不安』を相手に押し付けることなんだ。ケンタくんがアイちゃんに優しくしてるのは、純粋な優しさ?それとも、『嫌われたくない』っていうビクビクした気持ちからくる行動かな?」
ケンタ:「うっ……それは……返事が遅いと不安になって、つい『どうしたの?』って何度も送っちゃうかも……。」
ガマえもん:「それがダメなんだ。相手からすると、それは優しさじゃなくて『圧(あつ)』。サッカーでいえば、ボールを持っていない時に相手チームの選手にずっとユニフォームを引っ張られているような、息苦しい感じになっちゃうんだよ。」
2. 「スキマ」が恋を育てる
ケンタ:「じゃあ、どうすればいいの?もっと何かをプレゼントすればいい?」
ガマえもん:「逆だよ、ケンタくん!これからは『引き算』をするんだ。クラスでなぜか人気がある子たちの共通点を知ってるかい?そういう子は、相手を追いかけ回さない。相手に『自分ひとりで考える時間』をあげているんだよ。」
ケンタ:「考える時間?」
ガマえもん:「そう。例えば、ケンタくんがアイちゃんと放課後楽しくしゃべったとする。そのあと、すぐに『今日も楽しかったね!また明日も遊ぼう!』って送っちゃダメ。そこはあえて、何も送らないか、一言短く済ませるんだ。」
ケンタ:「そんなことしたら、忘れられちゃうよ!」
ガマえもん:「逆だよ。アイちゃんはこう思うはずだ。『あれ?今日はケンタくんから連絡が来ないな。楽しくなかったのかな?』ってね。この『どうしたんだろう?』ってケンタくんのことを思い出す時間こそが、好きっていう気持ちが育つ瞬間なんだよ。ずっと隣でマークし続けてたら、その時間が特別じゃなくなっちゃうでしょ?」
3. 自分の世界を走る子が一番まぶしい
ガマえもん:「いいかい、ケンタくん。一番カッコいいのは、相手を『自分を安心させるための道具』にしないことだ。アイちゃんからの返信を待つために、ずっとスマホを見てるケンタくんは、アイちゃんから見てちっとも魅力的じゃないんだよ。」
ケンタ:「ガーン……。ボク、ずっとスマホ見てた……。」
ガマえもん:「朝起きて、一番に『アイちゃん、何してるかな』って考えるんじゃなくて、『今日の練習ではあのシュートを決めよう』とか『友達と外で遊ぼう』とか、自分の毎日を全力で楽しむこと。そうやって自分の目標に向かって走っている人に、人は自然と惹(ひ)かれるものなんだ。」
ケンタ:「そっか……ボクがクラブチームや遊びを思いっきり楽しんでいれば、アイちゃんも『ケンタくん、最近なんだかキラキラしてるな』って気になってくれるかもしれないってこと?」
ガマえもん:「その通り!これを『執着(しゅうちゃく)を手放す』って言うんだ。相手がいなくても自分は楽しい。でも、相手がいたらもっと楽しい。それくらいの『心のゆとり』が、すごく頼(たの)もしく見えるんだよ。」
まとめ:今日から始める「引き算」
ガマえもん:「さあ、ケンタくん。今日からやることはシンプルだよ。
- 連絡したい気持ちを、一回だけグッとガマンしてみる。
- アイちゃん以外の『大好きサッカーや遊び』に熱中する。
- アイちゃんが話している時は、自分の意見を押し付けずに『そっか、そう思ったんだね』って最後まで聞いてあげる。
これだけで、アイちゃんの反応は少しずつ変わるはずだよ。」
ケンタ:「わかったよ、ガマえもん!ボク、まずは公園に行ってサッカーの自主練をしてくるよ!アイちゃんのことばっかり考えないで、自分の目標を追いかけてみる!」
ガマえもん:「その意気だね、ケンタくん。もしアイちゃんから連絡が来ても、あわてて返さずに、練習が終わってからゆっくり返してごらん。それが『自分をしっかり持っている証拠』なんだから!」
ケンタ:「うん!ボク、アイちゃんにカッコ悪いところを見せたくないからね。追いかけるんじゃなくて、アイちゃんが思わず追いかけたくなるような、最高のシュートを決められる選手になってみせるよ。行ってきまーす!」
おしまい



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